人間は保湿しやすいように皮脂が体から出ているので、ちょっとした刺激を受けても荒れてしまうことはありません。
もちろん頭皮も同じで皮脂が出てきますが、薄毛の人はこのバランスがおかしくなっているんです。
じつはその原因はすべてケアの方法が間違っているから!
とくにシャンプーの選び方を勘違いしている人が多く見られます。
男性はホルモンの影響で皮脂が多く出ているので、シャンプー選びには特に気を使った方がいいんです。
価格だけでシャンプーを選んでいると頭皮が大変なことに
もう薄毛になっているし、シャンプーなんてこだわるのも面倒……なんて諦めている男性は、少なくありません。
だって薄毛に1度なれば元に戻らないし……と弱気になっていると、薄毛がひどくなって、もっと頭皮が薄くなってしまいますよ。
だからといってすぐに手に入る安いシャンプーを使うのも、頭皮にとってあまりよくありません。
それはバリアである皮脂がなくなってしまうから。
育毛剤を見てみると、必ず保湿成分が入っているはずなのですが、あれは頭皮を刺激から守るためなんです。
薬局の安いシャンプーは皮脂が落ちすぎる洗浄成分を使っている
もともとシャンプーは頭皮の汚れを落とすために使うもので、髪の毛の汚れを落とすのがメインでありません。これを頭に入れておかないと、面倒になってしまいます。
汚れというのは皮脂がメインであり、皮脂というのは油なので放置していると、酸化が始まってしまいます。
これは空気に触れていると、どの油も酸化して効果が劣化していき、とくに肌が荒れてしまう可能性がアップするんです。
とくに髪の毛が生えている頭皮は、柔らかくなっているためダメージを受けやすく、皮脂を酸化させないことが重要!だからこそシャンプー選びが大事になってきます。
頭皮のダメージを軽減できるのが皮脂であり、他の肌より多く出ているのが特徴です。だからこそ頭皮の皮脂は、ある程度残す必要があります。
しかし安いシャンプーはかなり洗浄力が強く、必要な皮脂を洗い流してしまうんです。
それは洗浄成分が、石油からできた界面活性剤を使っているからで、これはコストがかなり安価に作ることができるからでしょう。
洗浄成分はシャンプーの大半を占めているので、このコストを抑えられると、シャンプー自体の値段を下げられるわけです。
種類はたくさんあるように見えるけどどれも同じ
でもドラッグストアのシャンプーはたくさん種類があるから、自分に合うものを探せば、どこかにあるだろう…と思っている人は大間違い!
基本的に洗浄成分以外を変えて、匂いや髪の感触を変えているだけなので、基本的にはほぼ同じと思っていいでしょう。
近頃洗浄力が弱いアミノ酸シャンプーもドラッグストアで見かけますが、よく見てみると洗浄力が強い成分が混ざっており、薄毛の人にとっては効果がありません。
本気で薄毛ケアをしようと思っているなら、ドラッグストア以外で手に入れるのがいいわけですね。
ちなみに成分表を見て以下の成分名が、少しでもあればそのシャンプーを疑ってください。とくに最初のほうに表記があれば、即NGだと思っておいて大丈夫です。
・ラウレス硫酸
・ラウリル硫酸
・スルホン酸
・脂肪酸系の石鹸成分
シャンプー選びの前に薄毛の頭皮は2種類あり!
シャンプーを選ぶときに避けるものを紹介しましたが、次はあなたに合ったシャンプーを見つけるために、今のあなたの頭皮の状態をチェックする必要があります。
それが以下の2つなのですが、大きく分けてのことなので、中間の人もいるかもしれません。
健康な頭皮の状態だと、中間に位置する状態なので、ケアの状態があっている可能性があります。しかし予防のためにも、このまま以下を読み進めていってくださいね。
皮脂が大量に出て毛穴を塞ぐ「脂ベトベトタイプ」
まず男性で多いとされている皮脂が多いタイプ。これは基本的に男性ホルモンの影響で、一般の人より皮脂が多く出てしまっています。
ただホルモンのせいと一括りにするのは、薄毛ケアとしてはあまりいい表現でなく、さまざまな原因が考えられるでしょう。
睡眠の時間が不規則でホルモンバランスが崩れているケースや、食事の内容も深くかかわっており、シャンプーを変えたからといって皮脂が減るわけでありません。
ですからあくまで総合的に見てシャンプーを選ぶ判断をしてくださいね。
ちなみに洗浄力の強いシャンプーで、頻繁に洗ってしまうと、逆に皮脂が増えてしまうケースもよくあるんです。そんな場合は洗う頻度とシャンプー選びで、解消する人もたくさんいます。
乾燥しすぎて大ダメージ!フケがポロポロ落ちる「カサカサタイプ」
男性のなかにはさっき洗ったのに、フケが落ちて服に白い粉が落ちている人もいるでしょう。これは頭皮が乾燥していて、フケが落ちていると思ってくださいね。
必ず汚れが落ちきっていなくて、フケになっているわけでありません。
それが気になった何度の洗っていると、さらに頭皮が乾燥してフケが大きくなる場合もあります。もしフケが大きくなったのなら、すぐにシャンプーをするのをやめましょう。
じつは大きなフケは頭皮の皮がはがれているもの。そこから炎症が起こって、頭皮が赤くなる可能性が高くなります。体は炎症を傷だと判断して、髪の毛を育てるのをやめて、傷を治すのに専念するんです。
つまり髪の毛が育たなくなるわけですから、すぐに皮脂のバリアを作らないと、悪いサイクルが始まってしまいますよ。
タイプにわけてシャンプーを選ぶのが鉄則!
というわけで上記のタイプに少しでも当てはまったら、以下のシャンプーを使うようにするのが、薄毛を止める方法!
健康な頭皮を維持できていると、髪の毛が増える条件がひとつ揃えられます。
皮脂がひどい人は洗浄力が強めのシャンプーをしばらく使おう!
自分の頭を鏡で映してみて、テカテカ脂で光っているなら、洗浄力が強めのシャンプーを使いましょう。
しかし市販のものは避けてくださいね。それは落としたあとの保湿ができないからなんです。
皮脂は酸化を始めると頭皮が炎症を起こしてしまうので、皮脂が多い人はとくにそれなりに保湿が必要になります。
保湿成分はほどほどでいいので、簡単なのはオイリータイプのシャンプーを見つけることですね。
乾燥がひどいのなら洗浄力が弱いタイプで皮脂を残していこう!
逆にカサカサになっている人は、アミノ酸シャンプーを使うのが無難!洗浄力が弱くて有名なシャンプーなので、乾燥しすぎることはありません。
しかも今のアミノ酸シャンプーは保湿成分がタップリなものが多いので、汚れを落としつつバリアを作ってくれて、カサカサタイプの人にピッタリです。
ちなみに上記でも紹介しましたが、基本的に市販のアミノ酸シャンプーはNG!アミノ酸成分は入っていますが、洗浄成分が強いものだって使われています。つまり使っても乾燥が変わらない可能性が高いでしょう。
薄毛におすすめのシャンプーを紹介!しっかりケアをしてきれいな頭皮に!
上記の特徴をうまく利用して、それぞれのタイプにあったシャンプーを選べば、頭皮のダメージを最小限にできます。
市販のシャンプーばかり使っているなら、以下のシャンプーに変えると、頭皮の状態が全然違うのがわかってしまいますよ!
基本としては保湿力があるかどうか。薄毛の人の頭皮に足りていないものです。
アデランス薬用スカルプシャンプー『ヘアリプロ』

「頭皮を洗う」というよりも、「頭皮を育てる」シャンプーという大人気のスカルプシャンプーです。
「頭皮が臭う」「髪の毛のハリやコシがない」「フケや乾燥が気になる」というお悩みに特に働きかけるシャンプーで、洗浄力がありながら乾燥を招かない優しい洗い上がりのシャンプーです。
迷ったらコレにしておけば間違いなしです。
・洗浄力アップ+新育毛成分配合「ヘアリプロ」薬用スカルプシャンプー
洗浄力が弱くて擦るのも不要!「チャップアップシャンプー」

これはアミノ酸シャンプーとして有名で、保湿力ができるものとしておすすめです。もともと育毛剤のメーカーから出されたものだけあって、血行を良くするセンブリエキスが入っています。
乾燥していると頭皮を触らないほうがいいので、このシャンプーを泡立てたら、そのまま放置してください。すると汚れを最小限に落としつつ、センブリエキスで血行をよくできますよ。
薄毛の正しいシャンプー選びは頭皮の状態によって全然違う!
頭皮は基本的に外からのダメージを守るために、皮脂を出し続けているんです。
その皮脂を落としきってしまうと、頭皮が荒れて髪の毛が育たなくなってしまいます。
逆に皮脂が多すぎると、皮脂が酸化してこれも荒れる原因に…。
このバランスを保つために、自分に合ったシャンプーを見つけて、ちょうどいい皮脂が残せるものを使いましょう。
・こちらも読んでおきましょう。






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